デザインを進めるにあたって当たり前ではありますが小間位置の重要性(優位性)に関わる
影響は多いにあると考えております。
小間位置による、通路幅はメインなのか広いのか、もしくはサブ通路で狭いところなのか、出入り口との関係性など、導線計画を意識しながらビジョンを頭に描き進行して行きます。
造形的デザイン、インパクトをメインでは、、、なく来場者に有利性のある情報を効率よく「気づく」「目に留まる」「知る」と言ったキーワードに喚起するための空間と製品・サービスの見せ方が必要となるため、お客様を悩ませるようなプランの選択肢ではなく、的確な説明を通して同じ目線で認識と理解を得れる、ツールが模型の最大のいいところです。
向き合い方
ブースを3次元に落とし込んで見ると、思わぬ「気づき」と検証・アイデアが溢れてきます。
イメージ通りの描いたプラン・模型をじっと見つめると一つ一つの自問自答、WHY、WHYと、、
1、ブース位置から気づいてもらえるようなレイアウト工夫ができているか?遠い所からの見え方、近い所からの見え方は意図的か?適度な人とモノとの距離感が保たれているか?(広すぎず・狭すぎず)
2、偏った、導線計画になっていないか?または、無理のない強制的な導線になっているか?
3、会話のファーストアクションとなる「重要」な通路側の展開はしっかり計画できているか?
4、どんな製品・サービスを扱っているのか明確に言語化されているか?
5、通路側/ブース内から見た、サインの高さ/文字の大小などシーンを想定して描けているか?
しいては、サインの仕様などと得られるサービスの特徴ではなく利便性と連動した短く分かり易い展開となっているか?
6、ブース内は明るく計画しているか?※とても重要です!
以上のことを基本的ブース構成のもと、模型と照らし合わせる事で「気づき」と検証・アイデアが生じます。
また、先頭に述べた造形的デザイン・インパクトなブースがダメとは思っていません。さまざまな出展趣旨があります。例えば同分野の企業様が集まるための産業の活性化。取引先との深耕や取引様紹介での引き合いなどの場としてる企業様も多くございます。しかしながら、慣習的な展示会ブース手法も昨今変化してきております。掲げるコトよりも、しっかりコトを伝えることに注力している企業様が多くなってきております。シンクロスタイルでは、掲げるコトも大切ですが「コト・モノ・人」に真摯に向き合い寄与して参ります。
今回ブースプランの捉え方をお伝えしましたが、これらは来場者目線に密接に関わってきます。行動心理、先入観、警戒心など大げさなことではなく、集客につながるための考えもお伝えして参ります。少しでもお役に立てればと思います。
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